CIESとはどんな機関でどんな基準で香川選手は5位にランキングしたのか
日本人では唯一、ランキングに香川選手の名前が
ドルトムントのMF香川真司は、スイスに拠点を持つサッカー関連調査機関「CIESフットボール・オブザーバトリー」による調べで、2015年シーズンの攻撃的MFで世界5位にランクインされた。
香川は攻撃的MFとして84ポイントを集め、5位に選出。日本人選手として唯一のトップ10へのランクインとなった 。
この部門の1位はチェルシーのMFエデン・アザール、アーセナルのMFメスト・エジルが100ポイントで突出して並んでいる。3位はマンチェスター・シティ(マンC)のMFヘスス・ナバスの86ポイント、4位はヴォルフスブルクのMFケビン・デブルイネの85ポイントとなっており、香川は3位とわずか2ポイント差だった。
香川がスイスの調査機関算出の攻撃的MF部門で世界5位に (Soccer Magazine ZONE web) - Yahoo!ニュース
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欧州で活躍しているサッカー選手達の中から、いちポジションで5位っ!!!
素晴らしいです☆
CIESとはどのような機関なのか
ですが、CIESって聞きなれないし、なんだかテキトーなところがテキトーに出したランキングだったらあんまりうれしくないなぁと思いました。
スポーツ研究国際センター(CIES)とは、国際サッカー連盟(FIFA)との関係が大きい機関。最近では「FIFAマスター」という人材を育成していたりして、日本でも著名な方が学んでいるようです。
スポーツの経営・管理を教える大学院として高い評価を得ているスポーツ研究国際センター(CIES、スイス)のFIFAマスターは、世界中から入学者を集うのが特徴の一つだ。
1995年に国際サッカー連盟(FIFA)とヌシャテル大学、それにヌシャテル州とヌシャテル市が共同でスポーツについて研究、教育、コンサルティングを手掛けるCIESを設立した。数年もすると、スポーツ組織の経営・運営に関する教育の場がないことに気付いた。当時のFIFA事務局長がスポーツ経営の修士を設けることを提案し、大学3校とFIFAが連携してFIFAマスターが設けられた。
そもそも、設立にFIFAが主に関わっている機関なのですね。
FIFAの使命は、世界のサッカーをより発展させていくこと。
そんなFIFAとの関連のある、CIESが出したランキングですから、サッカー界にプラスになるようにと出されているのでしょう。
サッカーやスポーツは結果がすべてだとはいえ、やはり感情や主観も大きく関わっていると思います。
これまで低空飛行の時期が続いていたような選手がいたとして、でもここ最近いい動きをしているような場合、
世間としては注目されていなかったとしてもこのような形でデータで示すことで、公正な評価につながるのではないでしょうか。
選手のモチベーションにもつながりますしね。
ランキングのポイントの基準については、ポジションによって比重が変わっているとのこと。
CIES フットボール・オブザーバトリーは、欧州主要リーグの選手を「シュート力、得点機の演出、テイクオン、パス精度、守備力」による重要業績評価指標(KPIS)をベースに、それぞれランク付けをした。
KPIS (ポジションにより比重が変わる)
シュート力: シュートの正確さ.
得点機の演出: 得点機を作りだす能力
テイクオン: 相手選手をかわしての好機演出.
パス精度: パスにより試合の主導権を把握
防御: 相手攻撃を遮り失点を防ぐ
守備力: 相手選手を止め失点を防ぐ
単にポジション別で優秀だった人を発表しました、というよりも、より総合的なデータとなるように、ポジション別でランキングを発表しているのではないかと思われます。
香川選手、そして日本人選手の活躍に期待
香川は、昨夏にマンチェスター・ユナイテッドからドルトムントに復帰した。リーグ前半戦は、実戦感覚の欠如などで期待に応えることができなかったが、徐々に復調してきた。2月7日のフライブルク戦でアシストを決めると、年明けからはリーグ戦通算1得点4アシストと奮闘。プレーの精度やアイデアあふれる仕掛けなど、トップ下で本来の輝きを取り戻しつつあった。チームも2部降格圏を脱出し、来季の欧州カップ戦出場圏を視野に入れるなど本来の強さを示しつつある。
今回の世界5位という評価は香川復調の大きな指標と言えそうだ。
香川がスイスの調査機関算出の攻撃的MF部門で世界5位に (Soccer Magazine ZONE web) - Yahoo!ニュース
こういった周りの評価は気にせずにサッカーに専念してほしい、という気持ちもあるのですが、
プラスの評価をされると選手のメンタル面にもプラスになることでしょう。
そして日本人選手にとっても、同じ日本人がこうやって評価されることで、自分ももっと高みにいきたいと思うのではないでしょうか。
昨日は日本代表は快勝でしたし、これからもっと強くなって欲しいものです☆