堀江貴文の本『我が闘争』の感想!早すぎる自叙伝これはおすすめ
「しくじり先生」で紹介されていた『我が闘争』
「しくじり先生 俺みたいになるな!!」4月20日放送分、堀江さんの授業で出てきた『我が闘争』。
ニッポン放送の買収の件について、「細かなドロドロは本に書いています」「ここで話してゴールデン初回で終わっていいんですか?(テレビでは言えないこと書いてます)」と紹介されていました。うわまじか!?
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同じく堀江さんが書いた『ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく』が私の中で5本の指に入るくらい良かった本だったので『我が闘争』も読んでいたのですが途中までになっていて…
これを機に最後まで読んでみました☆
どんな本なのかということ、そして本の感想を書きますね。
幼少期~六本木ヒルズ移転まで
刑務所に入っていたときに気が狂いそうになるくらい時間があり、過去を思い出してやり過ごすしかなくなり、せっかくだから書き留めておこうとしたことがこの自叙伝を書いた動機とのこと。
世間がよく知っている堀江さんは球団買収の頃あたりからですが、この本ではそれ以前、幼少期~六本木ヒルズ移転の話が3分の2くらいなんですよね。けっこうなボリューム。
幼少期は、傘を溝に刺して遊んでいて抜けなくなって、怒られるのは嫌だけどそれ以上に傘がかわいそうで泣いたというなんとも無邪気な話も。
世間に名が知れるまでの話を読んで思ったこと。人には、大きな目標に向かって努力するタイプと、目の前にあることを一生懸命にやっていくタイプに分かれるそうですが、堀江さんは後者だろうなと感じました。
大学生活、このままではヤバいと思ってパソコンのスキルを生かせるアルバイトをはじめて、のめりこんで一生懸命やったというのがスタート。はじめから経営者になろうという志があったわけではないんですよね。途中から大きな目標を掲げることにはなりますが。
「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」というタイトルからしても、一生懸命やって積み上げていく、そんな感じ。
ちなみに日本人の大部分は、こちらの、目の前のことを一生懸命やるタイプらしいです。
やや話は脱線しますが、このエピソードが好きです。
はじめの会社を設立した年の年末、TKファミリーのイベントの仕事でのこと。
イベント当日、僕は会場にスタッフとして出向いていた。以前から小室さんのサイトは制作していたものの、ご本人に会うのはこれが初めて。
マーク・パンサーと一緒に歩いて来た小室さんは、僕を見て一言。
「おっ!頑張ってるね」
これまでのバタバタを一瞬忘れて、小室哲哉に声をかけてもらったことに興奮していたのだから、僕は純粋な、普通の若者だったのだ。
引用:「我が闘争」より
買収のこと
球団や、ニッポン放送の買収のこと。
うん、確かに、テレビではあんまり言わない方がいいだろうなっていう内容だったww
「しくじり先生」の中では「ドロドロしたこと」と話されていましたが、堀江さんは相変わらずというか、いたってシンプルで明確。「絶対この方がいいのになんで話が通じないんだ」と。ドロドロぐちゃぐちゃしていたのは周りでしたねぇ。そりゃあ、堀江さん自身が書いているからっていうのもあるかと思いますが。
理にかなっている動機からの行動。「喜ばれると思っていた」というのも本を読んで納得。でも当時、そしてこうやって本を読むまでも、私は曲がった見方をしていたなぁ。自分自身も、世の中の編集された情報の影響を受けているし、物事の見方がまだまだだなと反省。
なぜ闘うのか?
球団買収や新球団設立構想、ニッポン放送買収に選挙、そして逮捕…
これらのこと以外にもいろいろ書かれていましたが、
これからも、もっと幸せになりたかったら、そして世の中も自分もあまり変わっていないなら、闘うことは本来の目的ではないけれどこれからも闘いはあるだろうと書かれていました。
別に闘わなくても生きていけるわけなんですが。
闘う理由って、ふと、「なぜ山に登るのか、そこに山があるから」っていう感覚なのかなと思いました。
山に登る体験をしなくても、頂上からの景色を見なくても、生きていけるわけで。
でもそうやって自分の気持ちをごまかさない。絶対に登って景色を見てやる!
そんなふうに目の前の「楽しそう」「実現したい」「役に立ちそう」ということがあったら、全力投球で取り組んでしまう。迂回する道もあるのだろうけれども、でも、衝突してでも真っ直ぐ突き進む方を選ぶ。
私はできるだけ波風立てずにやっていきたい性格ですが。
興味のあることや好奇心のあることを夢中になって取り組むような気持ちは忘れずいたいたいなと思いました。
そしてやっていく中で理不尽だと感じるような出来事があったら、自分のことだからきっとへこたれそうですがww
自分に正直にやっていきたいです。
「ゼロ」との違い
『ゼロ』を読んだときは、もう堀江さんってこんな人だったのかーという意外さでめちゃくちゃインパクトあったのですが、『我が闘争』は『ゼロ』を読んだあとということで、そういう新鮮さよりも、掘り下げて知ることができたなと思いました。それこそ、ドロドロの件とかも(笑)
『ゼロ』はサブタイトル通り、読んだ感想としては、なにもないところにイチを足していくような生き方をしていこうと思いました。一方『我が闘争』は、なにか読者に提案するというよりも、ドキュメンタリーのような感じでした。正直なところ、理解力不足で、株やITのことはあまりよく分からずに読み流してしまいましたが…。波瀾万丈な生き方に、こちらも感情移入してしまう本です。
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