世界水泳2015入江陵介結果速報!男子100m背泳ぎ決勝6位
※8月9日(日)入江選手出場メドレーリレーの速報はこちら↓↓↓
渡部香生子の銀に引き続きのメダルならず
入江陵介選手!
残念ながらメダルならず…
昨日8月3日、100m背泳ぎ準決勝。泳ぎは悪くはなかったものの満足のいくものではなかった、体が動かなかったと話していました。
この大会、2位になっても意味がない、金メダルしか考えていないとたびたび口にしている入江選手。もちろん本音なのでしょうが、あえてそう宣言することで自分にプレッシャーをかけているようでした。そんな中、どこかくすぶった準決勝での泳ぎでよりプレッシャーがかかったかも知れません。
しかしながらその後渡部香生子選手が女子200m個人メドレーで、期待を上回るまさかの銀メダル。きっと入江選手にとっても力になったことでしょう。
松岡修造さん、「渡部選手のおかげで日本のスイッチもONになった。だからこそキャプテン登場!」と話していました。気持ちは伝わってきますがあまり脈絡はありません。
準決勝ではフォームの乱れがあったところを、何度も映像を確認して修正。
そして決勝の舞台。
勝負は厳しかったですね…
ライバル達は前半スピード型、一方、入江選手は後半型。
前半、いかにあわてず、そして置いていかれずに、後半追い上げたらということでしたが、スタートはよかった。前半はいい泳ぎ。ターンしたときは7位。
しかしながら後半、入江選手の本来の泳ぎができなかった。追い上げたものの結果6位。タイムは53秒10。
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レース後、松岡さんのインタビューに答えていましたが、しっかりした口調。
悔しさはあるでしょうが落ち込んでいる様子はありません。
結果をしっかりと受け止めてあえてあまり多くは語らず、1番の期待のかかっている200m平泳ぎも残っているし気持ちを切り替えてと話していました。
#世界水泳 男子100m背泳ぎ決勝:入江陵介は6位で表彰台を逃す。「ただただ悔しい。課題はわかっている。200mに向けて切り替えたい。」 #トビウオジャパン
— トビウオジャパン (@tobiuojapan) 2015, 8月 4
ちなみに優勝したミッチェル・ラーキン選手(オーストラリア)の記録は52秒40。
入江選手、高速水着で世界大会2009で出した自己ベスト(日本記録)は52秒24。
自己ベスト2は2014年9月のアジア大会での記録で、52秒34。
今回は残念でしたが、決して実力で劣っているわけではありません。100m背泳ぎでもリオデジャネイロオリンピックで十分にメダル争いができる位置にいますし、そして何より、今回の世界水泳、200m背泳ぎがまだ待っています。
オリンピック・世界大会では金メダルがとれず
日本の背泳ぎで絶対的なエースとしての存在の入江選手。中学時代に背泳ぎに転向してから才能が開花し、2006年に初の日本代表入り。以降10年、国際大会でも数々のメダルを獲得したりと日本のトップスイマーとして活躍してきました。初のオリンピック出場(北京)は18歳のとき。
しかしながら、オリンピック、そして2年に1度開催される世界水泳でもメダルは獲得しているものの金メダルはなし。特に前回、世界水泳2013バルセロナでは、200m背泳ぎ世界ランク1位で臨んだものの、個人ではメダルなし。どん底の真っただ中でした。
世界水泳2013(バルセロナ)
400mメドレーリレー:銅メダル
世界水泳2011(上海)
100m背泳ぎ:銅メダル
200m背泳ぎ:銀メダル
世界水泳2009(ローマ)
200m背泳ぎ:銀メダル
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北京オリンピック2008
200m背泳ぎ:5位
ロンドンオリンピック2012
100m背泳ぎ:銅メダル
200m背泳ぎ:銀メダル
4×100mメドレーリレー:銀メダル
入江選手の名前が一段と日本に広まったのは2012年ロンドンオリンピックでの200m背泳ぎ銀メダル獲得。しかしここでも悔しい想いをしています。
入江は電光掲示板をじっと見つめて、動かなかった。名前の横に示された順位は「2」。「最後の50メートルでロクテ選手と競ってて、本当にいい感じで行けてた。1位という文字を見たかったので、凄く残念でした」。前回王者のロクテ(米国)には0秒16差で競り勝ったが、伏兵のクレアリー(米国)に0秒37遅れての銀メダル。100メートル3位で喜びを爆発させたのとは対照的に、悔しさをあらわにした。
何度も金メダルを夢見て届かなくて、水泳をやめたいと思ったこともありながらの今回の世界水泳。この世界水泳で金メダルを獲得するとリオデジャネイロオリンピックの切符も手に入りますし、悲願のオリンピック金メダルのためにこの大会にかける想いは相当なものです。
なお入江選手は25歳で若いですが、水泳選手のピークは20代前半と言われています。
入江選手が日本代表入りしたのが高校生のとき。昨日銀メダルの渡部選手も現在18歳ということからも、水泳は若い年齢で活躍するスポーツだということが伺えます。
リオ五輪の次のオリンピックでは30歳ということもきっとどこかで考えているでしょう。
まだレースが残っている200m背泳ぎは、入江選手今季世界ランク1位。200m背泳ぎ金メダルで入江選手の歓喜に満ちた表情が見れますように!!
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参考 :
TOBIUO JAPAN Journal : #世界水泳 カザン代表選手プロフィール:入江陵介(イトマン東進)
http://www.waseda.jp/sports/supoken/research/2008_1/5008A328.pdf
【水泳】入江陵介がこだわった「記録への挑戦」|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|Other