夏の甲子園2015準々決勝予想!早稲田実業vs九州国際大付属
8月17日(月) 第1試合目 大会第12日目
西東京代表の早稲田実業学校高等部vs福岡県代表の九州国際大学付属高校の試合。地方大会から1年生の清宮選手で注目されていた早稲田実業と、甲子園がはじまる前からもそれなりにマークはされていたものの、勝ち進むにつれて注目度を増してきた九州国際大学付属といったところでしょうか。
出典:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150813/k10010188721000.html
私は東京都在住ですが、福岡県北九州市出身なので九州国際大学付属を応援しています。友人も多数通っていたし、野球じゃないけど運動部で練習試合したこともあるし。
なので準々決勝も勝手ながら九国が勝つという予想です。その理由を書いていきます。
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地方大会からこれまでの結果
早稲田実業
3回戦 早稲田実 8-4 東海大甲府
2回戦 早稲田実 7-6 広島新庄
1回戦 早稲田実 6-0 今治西
↓↓地方大会↓↓
決勝 早稲田実 8-6 東海大菅生
準決勝 早稲田実 2-0 日大三
準々決勝 早稲田実 11-5 八王子
5回戦 早稲田実 9-8日野
4回戦 早稲田実 12-5 府中西
3回戦 早稲田実 8-4 東大和南
九州国際大付属
3回戦 九国大付 2-0 作新学院
2回戦 九国大付 10-9 大阪偕星
1回戦 九国大付 8-2 鳴門
↓↓地方大会↓↓
決勝 九国大付 4-0 東海大五
準決勝 九国大付 4-2 小倉
準々決勝 九国大付 4-3 朝倉
5回戦 九国大付 4-3 福翔
4回戦 九国大付 6-0 小倉工
3回戦 九国大付 5-3 折尾愛真
2回戦 九国大付 24-0 筑豊
九国は守備も強い!
打ち合いになって本塁打も続出し10-9となった大阪偕星との試合で九州国際大学付属の知名度はアップしましたが、実は九国、失点が少ないんです。大阪偕星との試合は例外とすると、地方大会も含めてこれまで3点以上の得点を相手に許したことがありません。大阪偕星の次の作新学院との試合も、エース同士の投げ合いを制して0点に抑えました。
エース投手の富山選手、ちょいちょい話題になっていますが、14人きょうだい。野球できるやんって冗談で思ったら、されてました(笑)背負っているものが他の選手よりも大きいですね。
和歌山を離れ、福岡県での寮生活が始まると、月10万円の仕送りを欠かさず続けてくれた。富山は寮生活がつらく、やめたいと思った時期もあったが、母の苦労を思うと口には出せなかった。将来は「(プロ入りし)家族を楽にさせたい」。男兄弟11人全員で草野球をしたこともある大家族。「きょうだいが多いのは恥ずかしい」と言いながらも「家で一緒に遊べるし、楽しいですよ」と照れ笑いを浮かべた。家計への負担は百も承知。周囲には「何かの形で返したい」と話していた富山。
九国はメンタルも強い!
早稲田実業はもちろん、実力があるからこそ勝っています。が、中継で、相手の高校が雰囲気にのまれているような感じです、というのがちらっと聞こえました。
早稲田実業は今大会、1番注目されていますからね。甲子園はここ数日、お盆休みだというのもありますが連日満員御礼。特に早稲田実業の試合はすごい。
距離にしておよそ1キロ以上。他にも中央特別自由席、アルプス席のレーンにも長蛇の列ができた。関係者は「ここまで並んだのは見たことがない」と驚きの様子を見せた。なんと7時15分には満員通知も出た。
早稲田実業の3回戦だった8月15日(土)は、7:00が開門予定時間だったところ予定を早めて6:25に開門。6:40に満員となりました。なんだそりゃ。きっと清宮選手の活躍が見たくて訪れる人が多数だったのでしょう。そんな空気の中で試合をする相手の高校は相当やりずらかったはずです。
が、九国は同じような試合をすでに経験しました。大阪偕星との試合です。
大阪偕星、甲子園を目指せるような状態じゃなかったところから新しくやってきた監督が努力し、選手に愛情を注ぎ、監督の気持ちに選手がついてきて日付が変わるまで練習して、昨年甲子園優勝だった大阪桐蔭を直接対決で破って甲子園に出場…という、本当に応援したくなるような高校。私も九国とあたってなかったらどこまでも大阪偕星に勝ってほしかったですもん。しかも甲子園という場所。関西。きっと来場者も関西の方が多数ですし、福岡の高校よりも大阪の高校を応援したくなるでしょう。この試合で大量得点を許してしまったのも、そういったこともあったのではないかなーなんて思っています。1回表、1番バッター、プロも注目の大阪偕星の姫野選手が初球からヒットを打ってきたのもあって、はじめから九国はペースを乱されてしまったような感じでした。
ですがこの試合、九州国際大学付属が勝ちました。3回までは4点差で負けていたところ、追いついて、追い越して、また追い抜かれてという苦しい展開のゲームを制しました。地方予選でも準々決勝、0-3で負けていた9回裏に4点追加して4-3で勝ったという試合もありました。その他の試合も接戦も多かったけれど負けませんでした。投げ合いで得点があまりとれない試合でも勝てる、打ち合いの試合でも勝てる、アウェーの空気も味わってきたという経験をしてきて、早稲田実業戦、プレッシャーに負けないだけの自信になったのではないでしょうか。
ですが似たようなことが早稲田実業にも言えるかと思います。地方大会の決勝は、0-5で負けている状態で迎えた8回表に8点追加して、最終的には8-6で勝利しました。素晴らしい。この大会、もっとも注目されていただけあってプレッシャーも大きかったでしょうが、3回戦に清宮選手の初ホームランも出ましたし、準々決勝ではますます調子をあげてきそうです。
九国の山本選手のホームランがすごい
早稲田実業の清宮選手が注目されていますし、甲子園という大舞台で本塁打を1本決めただけでも快挙です。が、九州国際大学付属の山本選手のホームランは歴史に残るようなくらいすごい。
山本は13日の2回戦・大阪偕星学園戦で、史上31人目となる2打席連続本塁打を放っており、この本塁打で今大会3本目となった。夏の甲子園では、1985年に清原和博(PL学園)が放った5本が1大会個人最多本塁打。続いて同年の藤井進(宇部商)、05年の平田良介(大阪桐蔭)、06年の広井亮介(智弁和歌山)、12年の北條史也(光星学院)が4本塁打を記録している。
九国の選手も、うちには山本がいる!と思っているでしょう。ホームラン、打線の強さでは早稲田実業に負けていませんよね。
以上、書いてきましたが、早稲田実業に何本か打たれたとしても、それ以上の得点は許さないように抑えて、そして九国のいい打線が出れば九国が勝つのでは?と思っています。
でも早稲田実業も九州国際大学付属も、120%の力を出すような気持ちで試合に臨んでくるでしょう。どんな試合になるのでしょうか。
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参考:
学校情報 - 第97回選手権大会:バーチャル高校野球(朝日新聞×朝日放送)