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日本シリーズ延長戦のルール!最大何回で引き分けや再試合判断は

日本シリーズとクライマックスシリーズとではルールが違う

プロ野球、通常のペナントレースやクライマックスリーズ、日本シリーズとでは延長のルールが違うんですね。知らなかった…

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2017年、ソフトバンクが延長11回を制しベイスターズに4勝2敗で日本一に。

出典:https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20171105_01

 

通常は延長は12回までです。再試合はありません。しかし近年の日本シリーズはこのようなルールとなっています。

延長回は、第7戦までの各試合では15回をもって打ち切りとし、第8戦以降は延長回の制限を設けない。
 

開催要項 | SMBC日本シリーズ2017 | NPB.jp 日本野球機構

 

日本シリーズは先に4勝した方が日本一となります。第7戦以前では、引き分けだったとしても再試合はありません。第8戦からは、ルールとしては無制限に延長ってこともあり得るのですね!!びっくり!

 

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過去最高は15回で1度だけ

ルールとしては無制限に延長することもありうるのですが、実際のところ日本シリーズの延長の最高記録は15回です。2010年の日本シリーズなので記憶に新しい方もいるでしょう。

 

2010年11月6日 第6戦 (ロッテvs中日)

ロ 1 0 0  0 0 0  0 1 0  0 0 0  0 0 0 | 2
中 1 0 0  0 0 1  0 0 0  0 0 0  0 0 0 | 2

延長15回、開始18:11(5時間43分)

 

終了時間は23:54…まさに死闘!!!!

これだけでもすごいのですが、さらにはこの日本シリーズ、続く第7戦も延長12回までありました。

 

2010年11月7日 第7戦 (ロッテvs中日)

ロ 2 0 0  1 3 0  1 0 0  0 0 1 | 8
中 3 1 2  0 0 0  0 0 1  0 0 0 | 7

延長12回、開始18:11(4時間56分)

 

 ロッテが3勝2敗と中日をリードし、王手をかけて臨んだ前日の第6戦。試合は2-2のスコアで延長戦に突入し、シリーズ史上初の延長15回引き分けに終わった。

 その余韻が冷めやらぬ中、第7戦は行われた。一時は6-2と4点を中日がリードしたものの、ロッテが5回に同点に追いつき、7回に1点を追加して逆転。しかし、そこから中日が粘りを見せる。9回の土壇場で追いつき、再び延長戦に入った。

 10回、11回と両軍無得点に終わり、前日と同様の重苦しい緊迫した雰囲気が漂う12回表。9回からマウンドに上がっていた中日の浅尾拓也が2死2塁から、ロッテの岡田幸文に3塁打を浴び、ついに均衡が破られた。

 12回裏をロッテの伊藤義弘が3人でシャットアウトし、ゲームセット。ロッテが史上初めてリーグ3位から日本シリーズを制した。

 

“よそ行き”ロッテが“普段着”中日を下した日本シリーズ:日経ビジネスオンライン

 

歴史に残る日本シリーズです。

 

また、過去の日本シリーズでは第7戦を超えたのは1度だけです。

1986年、西武vs広島。第1戦が延長14回の末、2-2で引き分けでした。ルールとしては延長は15回までだったのですが、プラスα、当時は時間制限もありだったために14回までになります。

その後は広島が3連勝。ですがそこから西武の快進撃がはじまり3連勝。第7戦の時点でお互い3勝3敗1分という展開に。そして第8戦で西武が勝利して日本一となりました。勝負は最後まで分からないものです。

 

このような日本シリーズもドラマチックですが、気持ちとしては、第8戦まで試合がもつれこんでエンドレスに延長が繰り広げられて…なんていうのを期待してしまいます。しかしそこまでは今のところないようですね。

 

メジャーリーグは無制限、甲子園は再試合あり

比較のために、他の試合ではどうなっているか調べてみました。

 

まず、先にも書きましたが日本のプロ野球の通常の試合は延長12回まで。再試合はありません。日本シリーズの前に行われる、上位3チームによるクライマックスシリーズも同様です。

 

意外だったのがメジャーリーグ。通常の試合でも延長は無制限に行われます。2015年4月10日、ヤンキースvsレッドソックス戦は延長19回となりました。所要時間6時間49分、10日午後7時過ぎに始まった試合の終了時刻は翌日午前2時13分。恐ろしや…

 

野球で延長…といえば、真っ先に思いついたのは2006年の甲子園。斎藤選手と田中選手の対決になった、早稲田実業vs駒大苫小牧の決勝戦。甲子園も延長は15回までです。どちらのチームも8回に1点を加点し1-1で15回まで勝負がつかず再試合に。翌日の試合では4-3で早稲田実業が勝利しました。

 

また甲子園ではなく高校の軟式野球ですが、2014年の準決勝で延長50回なんてこともあって話題になりました。延長15回で決着がつかず、翌日に延長16回からスタート。それでも勝負がつかなくて結局4日間にわたり試合が行われました。

さすがに延長50回は、選手への体のダメージ、その後の将来をことを心配する声が多々あがっていました。私も、接戦は見ていて楽しいけどだいぶやりすぎなような気がしました。そこで2015年の夏の高校軟式野球の大会ではタイブレーク制が導入されることに。延長12回まで同点だった場合、延長13回以降はノーアウトでランナーは1塁・2塁の状態から、チームが選んだ打順で攻撃をはじめることができます。そして決着がつくまで行われます。しかし、決勝ではこのルールは適用されず、延長15回で引き分けとなり、翌日に再試合となります。

 

試合によって延長のルールはずいぶんと変わるものですね。

 

そういえばこんなこともあったなぁなんて思い出したのですが、高校時代にバスケをやっていて、3年のときで引退がかかった男子の試合、20点差から追いついて、3回延長戦をして、スタメンが5人中4人が退場し(バスケは1人で5回ファールしたら退場。バスケの退場はそんなに珍しいことではないけどさすがに主力4人が抜けるのはキツイ)、最後の最後で競り勝ったということがありました。残念ながら女子は別会場で試合があったため見ていないのですが、応援に行った人は見ていて泣きそうになったと話していました。

 

2017年の日本シリーズ、私は福岡出身なのでソフトバンクを応援しています。横浜DeNAベイスターズに3連勝してこのままスムーズに日本一になるんじゃないかと思っていたところ、ベイスターズに2連勝され、これまずいんじゃないかなと思って迎えた第6戦、9回で追いついて延長11回に逆転勝利。この試合見てましたが、久々にすごいドキドキしました。

 

こういうドラマのある試合を観戦したら、歴史的瞬間を見ることができた!なんていうちょっとした達成感と、選手や関係者の皆様の頑張りを知ることができ充実感や清々しさがあります。

 

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関連記事:

momo-tokei.hatenablog.com

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参考:

過去の成績 - プロ野球日本シリーズ : nikkansports.com

2015年度 「クライマックスシリーズ・セ」 開催概要

2015年度クライマックスシリーズに関するパ・リーグ・アグリーメント(抜粋)

2010年度日本シリーズ 試合結果

大リーグ、恐怖の大延長戦 露呈する人間の欲望 :日本経済新聞

甲子園戦績 - 第97回選手権大会:バーチャル高校野球(朝日新聞×朝日放送)

延長50回中京勝利 ついに決着/詳細 - 高校野球ニュース : nikkansports.com

高校軟式野球、タイブレーク制導入へ 夏の選手権大会で:朝日新聞デジタル