世界陸上2015ボルト決勝の日程と放送時間!男子100m・200m・リレー
200m決勝は8/27(木)21:50頃
世界陸上、100mで優勝したボルトですが、200mの準決勝は8月26日(水)21:25頃。決勝は8月27日(木)21:50頃です。
男子100m、男子200m、そして男子4×100mリレーで、世界陸上2013モスクワ大会に続く、史上初の2大会連続3冠が期待されていますが、100mで優勝したことでますますその期待が大きくなりました。ボルトの出場する放送日と時間をピックアップしました。
男子100m
予選 8月22日(土) 20:15頃【終了】
準決勝 8月23日(日) 20:05頃【終了】
決勝 8月23日(日) 22:10頃【終了】
男子200m
予選 8月25日(火) 20:25頃【終了】
準決勝 8月26日(水) 21:25頃【終了】
決勝 8月27日(木) 21:50頃【終了】
男子4×100mリレー
予選 8月29日(土) 13:20頃【終了】
決勝 8月29日(土) 22:05頃
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今回、たまたま目に触れてびっくりしたこと。ウサイン・ボルト氏。
身長 195cm!!
すんごくでかい。
スラムダンクでいえば、神奈川県の選手で、
魚住202cm(陵南高校)、赤木197cm(湘北高校)、花形197cm(翔陽高校)に次ぐ身長です(たぶん)。
花道189.2cmや流川187cmよりだいぶ大きいです。
従来、190cm台の選手は短距離には向かないと言われているそうです。スタートが遅くなる、風の抵抗を受けるという理由からです。
しかしながらボルトは頭が小さいために風の抵抗を比較的小さくすることができます。また、スタートは速くはないものの、下半身が長くて歩幅が通常の選手より大きい。トップスピードに達するとそこから衰えずに長時間維持できるのがボルトの走りの特徴です。
参考:100メートル走、どこまで速く? ボルトの速さの秘密 :日本経済新聞
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXZZO44583730V00C12A8000000/
高身長で頭が小さく足が長い。ボルト氏はなかなかのモデル体型…!?
記録の面でも次々と世界記録を樹立したりと常識をくつがえしてきましたが、体格の面からも常識通りではないことをやってこられたのですね。よくスポーツで、背が低かったり体格では劣るような選手ががんばっているのを見ると応援したくなりますが、逆に、大きいというハンデを克服して結果を残しているのも素晴らしいことだなって思います。
ちなみにかの有名なカール・ルイス氏は188cm。スタートは捨てていて、後半50mに追い上げるという走りをしていたそうですよ。
今大会、最大のライバルはジャスティン・ガトリン選手(アメリカ)。男子100m、200m世界ランク1位です。現時点ではボルト選手よりもガトリン選手の方に分があるようですが、どうでしょうか。
おまけ。日本人で1番の注目選手、高校2年生のサニブラウン選手、まだ身長は伸びているそうですが現在187cm。流川君と同じです。
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100mはボルトが金メダル!
100m決勝の動画はこちらから見れますよー☆
ボルト100m優勝しましたねー。
予選、準決勝がガトリンが上だったので、実は、あ、ガトリンが優勝かなって思っちゃったのですが
^ ^;
100m準決勝のタイム
1.ガトリン(アメリカ) 9.77
2.ロジャース(アメリカ)9.86
3.ボルト(ジャマイカ)9.96
100m決勝のタイム
1.ボルト(ジャマイカ)9.79
2.ガトリン(アメリカ)9.80
3.ブロメル(アメリカ)9.92
でした。0.01秒差での勝利。
出典:http://www.sankei.com/sports/photos/150823/spo1508230066-p2.html
9秒7台を連発して絶好調の2004年アテネ五輪覇者、ガトリンがリード。ボルトは持ち前の加速力で少しずつ差を詰める。そして、残り15メートルほどでガトリンがよろけるように、わずかにバランスを崩した。そこをボルトが差し切った。
ボルトって、元々の素質だけじゃなくって、勝負強さもすごいんだなということを感じました。勝つことへの執念…
レース後のボルト。
ただ、フィニッシュ後はしばらく晴れやかな表情を見せなかった。「目標は引退するまでナンバーワンでいること。さび付いたレースと言えるが、もっと速く走れるよ」。薄氷の勝利を誰よりも自覚していた。
そしてガトリンのコメント。
最後の5メートルあたりで少し足がもつれたような形になったが、母国を代表して走り、この結果ということで満足している。願わくば、この先も素晴らしいレースができれば良いと思う。
(準決勝で力を使いすぎたのでは?)いや、ただ最後の5メートルで少しつまづいた分、勢いがなくなってしまっただけ。良いレースだったと思うし、結果についても誇りに思う。
ん~、なんだかガトリンのコメントは自分としては腑に落ちないなぁ。準決勝の方がタイムがよかったわけだし今季ベストの記録でもない。ボルトに勝つことを意識して攻めて走って、その結果ということでしょうか。よろけたけど、よくそこで崩れずに0.01秒差だったなと感じているのかも知れないし、もしくは、レース後でまずは母国やお世話になった人への感謝のコメントってことかも。世界を舞台に活躍している競技者として、言葉には出していない色んな気持ちがありそうです。
結果としては、ボルトの100m、200m、リレーの3冠の可能性がぐっと高くなりました。ボルトは200mの方が得意ですし。もちろんガトリンは200mこそは勝ちたいと思っているでしょう。そして200mは日本のサニブラウンも出場です。
200m予選はボルトもガトリンも余裕で通過
100mに引き続き、200mも主役はこのお2人ですね。
200m予選は、ボルトもガトリンもその組の1着で余裕でした。
100m予選ではボルトは大量の汗をかいていたようですがそのような様子はなく、またガトリンも100mで2着に終わったことを引きずっているわけでもなさそうでした。
予選のタイム
7位 ガトリン 20.19
13位 ボルト 20.28
その組の3位までに入れたら準決勝進出。特にボルトは1位だと分かったら最後のかなりの距離を流していたので、このタイムだけでは決勝はどちらが勝つかとかの予想の材料にはならないんですけどね。
お母様がガトリンに電話で伝えたという言葉が心に染みました。
「あなたは自慢の息子。失うものはないわ」
母親の愛情って深いですね(ノД`)・゜・。
薬物違反の後、アメフト挑戦、ジムの経営も破産と波乱の人生。
そんな彼を励まし続け、支えとなったのは「息子はまた成功する」と信じた母のジャネット。停止処分明けもオファーがない息子を大会へ出場させる為に奔走。
今や再び世界一を狙えるまでに復活。
200m決勝に向けてきっとガトリン選手の力になったことでしょう。
200m準決勝では不調な様子も
ボルト、準決勝もその組の1位で通過となりましたが、走ったあとにかなりの汗をかいていました。100mの疲れが抜けておらず、怪我をしている足も痛いそうです。200mの方が自分に向いているからと前向きなことも話しているそうですが、心配ですね。
ガトリンもその組の1位で通過。調子は良いようです。
準決勝タイム
1 位 ガトリン 19秒87
2 位 ボルト 19秒95(今季自己ベスト)
日本人選手3人が決勝に残りましたが、サニブラウン選手は2組で5位。藤光選手は3組7位、高瀬選手は3組の8位で決勝進出とはなりませんでした。残念!!世界の壁は高いなぁ。
200m決勝、ボルトの体調が気になるところですが、また100mのときのように底力を見せてくれるのでしょうか。はたまた、ガトリンが今季世界ランク1位の意地をみせるのでしょうか。
200m決勝ボルト優勝!!
1位 ボルト 19秒55(今季世界記録)
2位 ガトリン 19秒74
ボルトとガトリンの2人がトップ争い、中盤までは並んでいましたが、ゴールが近づくにつれてボルトがガトリンを離していきました。100mとは違いボルトの完全勝利。ガトリンの自己ベストでかつ、今季世界記録だった19秒68も上回りました。
ボルトは本当に強かった!!でもガトリンも文句なしの銀メダル!!おめでとうございます!!!
リレーでも金メダル
4×100mもボルトのジャマイカが1位。本当にボルトは、2大会連続3冠を達成してしまいました。
期待はしていましたが、本当にやってくれるとは。
ボルトはトップでバトンを受け取ると、後続とのリードをぐんぐん広げて楽々ゴールを駆け抜けた。ライバルのガトリンを擁する米国がバトンミスで失格する中、大会歴代最多を更新する11個目の金メダル。史上初の2大会連続短距離3冠も達成した。「やっぱりリレーは大好きな種目。そしてジャマイカは本当にいいチームだ」と仲間への感謝も忘れなかった。
不調でもここぞという本番での精神的な強さだったり、アクシデントがあったときの心の広さだったり。
今回の世界陸上、ボルトの人格的なところにも感動したという人が少なからずいたことでしょう。
でもここまで盛り上がったのもライバルのガトリンがいたからこそだし、ガトリンも大きく注目されたのはボルトの存在があったからこそだし。
ボルトとカメラマンの接触があった際に、
ボルト「ガトリンの復讐だ」
ガトリン「カメラマンはボルトにダメージを与えるミッションに失敗した」
などと言えるのも、お互い冗談が言い合える関係だからではないかと感じたのですが、いかがでしょうか。
リオでは2人はまたどんな戦いをしてくれるのでしょうか。もしくは、ほかにもトップ争いをするような選手が成長してくるのでしょうか。
リオデジャネイロオリンピックの陸上競技も大いに盛り上がりそうです。
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