6月20日SONGSミスチル感想!未完・幻聴・fantasy等披露
スペシャルの制作現場で生まれた楽曲たちを紹介
6月15日のMr.ChildrenのSONGSスペシャル、すごい良かったです!!
そして6月20日のSONGSも、これまでのミスチルからさらに進化した歌を聴けてほんと良かった!!!!
まずは名曲『HANABI』から番組がスタート。
この曲、すんごい大好きなのでもうこの時点でSONGS見た価値があったなと思いました。まだ前座って感じで本題に入ってないんですけど。
主観と客観を繰り返す
さてさて、6月15日のSONGSスペシャルでは桜井さんのこんな話がありました。
自分の歌に酔っているなってなるのは嫌なんですよね。
曲によって性格が違うから、その曲の性格に近づけるよう、歌いながら主観と客観を繰り返しています。
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なので、最初の一言で何をどのように伝えるか、歌い出しをすごく大事にしていますという話もありました。その点に注目して、今回のSONGSのテーマは「歌い出し」。
番組のタイトルも
『Mr.Children ~その一言から世界が始まる~』
制作現場の映像があったのですが、曲の意見を出し合っている話している最中なのでしょう、
いきなりロックだなって感じで……
女の子に嫌われる気がする
と桜井さんが話していて、みんなにどつかれる場面がありました
(*´艸`*)
未完
はじめは「HANABI」でしたが、あとはすべて、ニューアルバム『REFLECTION』の中の曲でした。
『未完』は、
Mr.Childrenに収まっているのが嫌で、やけくそのような気持ちでつくった歌だそうです。
歌い出しは
さぁ行こうか 常識という壁を超え
どこか遠く遥か彼方へ超えていくような曲調です。
fantasy
ライブでお客さんと内緒話をするような感じ。共有したい。
そんな気持ちで冒頭の歌詞がつくられたとのこと。
ライブに来てくれた人想いなんですね。
こうやって温かい雰囲気で曲は始まるものの、徐々に、皮肉だったり後ろ暗さを含んだ歌詞になっていきます。
なんだか、『タガタメ』に似ているなと思いました。
ディカプリの出世作ならさっき僕が録画しておいたから
という、アットホームな会話からはじまりつつも、徐々に、重たいメッセージを含んだ歌詞と強いメロディーに変わっていきます。
幻聴
候補曲はすべて出揃ったと思っていた次の日にできた曲で、出だしの歌詞はそのときのそのまんまだそうです。
なんだか虚しさを感じるような歌詞もあるのに、メロディーは爽やかで清々しさを感じる、明るい気持ちになる曲でした。
Starting Over
「新たな旅立ち」を意味する新曲。セルフプロデュースという新しい環境で音楽活動を行っている彼ら。その中での迷いや恐れを自分の中に住んでいるモンスターに例え、そのモンスターの息の根を止めに行く…という新たなスタートの歌になった。
まさに自分たちが直面していることを歌詞にしつつも、でも客観的な歌になるのは桜井さんの作詞作曲の能力なんだろうなと思います。
「僕が」「私が」今、こんな心境ですっていう、そのミュージシャンの感情をありのままに歌っている曲を聴いたら、ふーん、そうなんだって感じなのですが、
ミスチルのこの『Starting Over』を聴くと、どこか別世界の出来事のようで、でも自分にも重なる部分も感じたりして、イメージが膨らんでいくんですよね。
1☓1=???
番組は怒涛のように駆け抜けていきました。
説明もありながらも、ライブがメイン。30分の番組の中で5曲披露。すごいなぁ。
番組を見て、今回の新曲を聴きながら思ったこと。
歌詞ではマイナスな言葉がありつつも曲としては明るかったり、
歌詞が同じような言葉を含んでいても曲によってイメージが全然違ったりとして、
歌詞の言葉だけでなく、メロディーも加わることでよりその曲の表現に多面性が出ているなと感じました。
ミスチルは歌詞が好きか?曲(メロディー)が好きか?どっち派?みたいな世間話が繰り広げられることが度々あります。
歌詞と曲、どちらもものすごく良くて、でも独立しているようでした。
いい歌詞+いい曲
というような印象。
でも「新しくなったMr.Children」の曲を聴いていたら、
1+1じゃなくって、1☓1で、単独で存在せずに掛け合わさってさらに曲の表現や可能性が広がっているように思いました。
ミスチルもそうだし、音楽って進化していくんですね。
技術的な面だけでなく、表現者としても。
デビューして23年、もはや先人の道をたどるわけではなく、前人未到の地を歩んでいるMr.Children。
これからさらにどのように進化していくかは、まだ誰にも分かりません。
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